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葬儀・お葬式マナー礼儀作法について

2019 8月 31st, 11:25 am

葬儀の会食

お通夜や葬儀で参列される際に、お参りの後に行われる通夜ぶるまいや、火葬の後などに行う精進落しといった会食に出席します。ここでは、それぞれどんな意味があり、どう振る舞えばいいかをご紹介いたします。

会食の目的

葬儀において、会食は大切な目的が二つあります。一つ目は、遺族や親族、僧侶などが故人と共に最後の会席の場をともにして供養すること。二つ目は弔問に来てくれた人々にお礼をすることです。

通夜ぶるまい

かつて通夜ぶるまいには精進料理を出す習わしがありましたが、最近ではあまりこだわらずに気軽につまめる料理を出すことが多くなりました。さらに地方によっては、お茶だけを出したり、お菓子や軽食を出すなど、その形はさまざまです。また、神式でも、直会(なおらい)と呼ばれる通夜ぶるまいを行います。キリスト教式では、通常行いませんが、牧師・神父や親しい人たちだけで簡単な会食の場を用意することもあります。

精進落とし

次に、火葬が終わった後に行う宴席、精進落としはどうでしょう。地方によっては、精進上げやお斎(おとき)などとも呼ばれる精進落としには、本来、故人の死を悲しみ、肉や魚などを食べずに精進した日々に区切りを付け、日常生活に戻るという意味がありました。そのため、かつては四十九日(七七日)の忌明けに行っていたのです。しかし、現代では、僧侶やお世話になった方々をねぎらう宴席という意味が強まり、これによって葬儀のけじめを付ける、ということになりました。また、精進落としが、初七日の法要後の会食を兼ねることも多くなっています。

故人を偲んで

弔事の席では、乾杯と言わず、故人に捧げるという意味で献杯(けんぱい)といいます。そのことからもわかるように、通夜ぶるまいも精進落としも、故人への思いを馳せるための席です。ひとりひとりが本来の目的を忘れないように心がけましょう。
準備する喪主側の方々、参列者が安心して食事ができるように入念に場を整える必要性があります。公益社が会席室や料理の内容、配膳サービスに至るまでしっかりとお手伝いいたします。通夜振るまい、精進落としについてはこちらをご覧ください。