お葬儀のご相談
供花ご注文

新着情報

「供花」とは?名前の書き方や手配の注意点

2024 1月 9th, 12:51 pm

葬儀に飾られる供花とは
供花とは、故人の魂に対して安らかな旅立ちを祈り、残された遺族の悲しみを慰めるために贈る花のことを指します。読み方は「きょうか」か「くげ」のどちらかで、地域によって異なります。

札名に書く内容は名前や肩書きなど書く内容が決まっています。役職といった立場や所属団体の名称など正確な記述が必要です。多くの方が参列する葬儀の場で、もし間違いが発覚した場合には、遺族にも大変な迷惑をかけることになります。

供花に添える札名の書き方【関係別】
札名の書き方には、厳格な決まりが存在します。親族の立場や会社関係者といった、それぞれの立場別に確認しましょう。贈る側も受け取る側も立場を理解したうえで、書き方を把握しておくと安心です。

親族で贈る
故人に対し親族でまとめて贈る場合は「○○家一同」「○○家 親戚一同」「親戚一同」などと記載します。孫やきょうだい別で贈る場合は「○○家孫一同」や「孫一同」が一般的です。

まずは親族間で相談するとともに、葬儀社のスタッフにも話を聞きながら決めたほうがよいでしょう。供花の数が増えれば増えるほど華やかになりますが、場内では飾りきれないなどの問題が発生するかも知れません。誰の供花を会場外にすれば……というセンシティブな悩みにつながる恐れもあります。

友人で贈る
一般的なのは「友人一同」と記載するパターンです。大学時代の友人だったら「○○大学 友人一同」と記載してもよいでしょう。参列者にも多くの友人に恵まれていたという背景が伝わります。

個人の名前を記載したいと考えたとき、人数によっては名前の表記がかなり小さくなるかもしれません。札名全体のバランスが悪くなり、見栄えにも関わるので、よく考えて決めましょう。

会社から贈る
会社で贈る場合には、会社名のみの場合と会社名+代表者名の場合があります。どちらでも構いませんが、「株式会社」を表記する際には「株式会社○○」「○○株式会社」どちらかを正確に伝えないと記載ミスにつながります。

代表の肩書きに関しても同様で「代表取締役社長△△」や「代表△△」など正しい肩書きを記載しましょう。部署ごとに贈る場合は「会社名 ○○部一同」、部署全員からではない場合は「会社名 ○○部 有志一同」とすることもできます。

連名で贈る
何名かの連名で贈ることも可能です。書き方として、地位や肩書きが高い方を右から順番に書きます。特に気にしない、全員同列ということであれば、好きな順に書いて構いません。

ちなみに連名で名前を記載する場合、2人~4人を一括りにするのが一般的です。まれに8人程度まで可能だという業者もありますが、人数が増えても札名の大きさは変わらないため、名前が小さくなってしまいます。特にこだわりがない場合はシンプルに「○○一同」、「○○有志一同」とするのもおすすめです

夫婦で贈る
夫婦で贈る場合、夫の名前のみを記載するのが一般的です。2人の名前を列記すると、別居や離婚をしていると捉えられることがあります。夫婦共に故人と仲が良く、頻繁にやりとりがあったとしても、夫婦は一括りと考えたほうがよいでしょう。ただし、供花の数のバランスを整える意向で、別々に用意する場合もあります。

遺族 or 葬儀業者へ事前連絡
供花を贈る前に、遺族か葬儀業者へ連絡をしましょう。近年は小規模な葬儀でアットホームに故人を送ることもあるため、供花の受け取り自体を喪主が辞退している場合があります。

また、葬儀場によっては祭壇の規模や搬入の調整をスムーズにするため、取り仕切る葬儀社で全ての供花を用意するという場合もあります。その場合は、他社からの供花は受付を拒否されることもあるので気を付けましょう。

基本的に葬儀の案内に記載された葬儀場へ問い合わせれば、供花を贈ってもよいか教えてくれることがほとんどです。遺族に直接聞くしかない場合は、極力負担をかけないよう配慮が必要になります。

贈るタイミング
供花は、葬儀場で祭壇を飾り始める前までに届くことが重要です。目安としては、葬儀や通夜が始まる3時間以上前までにと捉えておきましょう。もし、供花の手配が間に合わないことがあれば、無理せず自宅に飾る供花として贈るなどの対応をします。

もし自宅に供花を贈る場合は、四十九日法要までに贈るようにしましょう。四十九日は遺族にとってもひとつの区切りです。その後お礼を送付する作業に入るので、それ以降贈るのは遺族の手間を増やしてしまうことになります。