返礼品については、
通夜と告別式に同じ返礼品(500円~1000円)を
弔問に訪れた方全員に、会葬礼状とともにお渡しになる。
↓
香典を頂いた方には忌明けに返礼品を発送する。
という工程が主流です。
【通夜返礼品】・・・・通夜振る舞いの席に出ないで帰る人に渡す返礼品
【会葬返礼品】・・・・香典の有無に関わらず会葬者すべてに渡す返礼品
【香典返し】・・・・・香典をもらった人にお礼として渡す返礼品。※即日返しと、四十九日に郵送する忌明け返しがあります。
香典返しは、半返し(香典の額の半分)、三分返し(香典の三分の一)が一般的です。
忌明けの返礼の煩雑さや渡し損ねを防ぐために、葬儀の当日に香典の額に関わらず、2,500円~3,000円の品物を返す方法が広まりつつあります。
仏教の世界では「心身を清める」「心を落ち着ける」「仏様のお食事」(消臭の意味)などの意味を持つお焼香。 実は迷われるのも無理はなく、宗派によりお焼香の回数が違うのです。 喪主様が行われるお姿をご覧になり、同じ回数でなさいますと安心です。
喪家の方は、できる限り、ご自分の宗派の作法を覚えておいてください。
◆浄土宗・・・・回数を問わない
◆浄土真宗 本願寺派・・・・1回 ※額に向けない。
◆臨済宗・・・・1回
◆曹洞宗・・・・2回※1度目は額に向けて、2度目は持ち上げない。
◆真宗 大谷派・・・・2回 ※額に向けない。
◆天台宗・・・・1回または3回
◆日蓮宗・・・・1回または3回
◆日蓮正宗・・・・3回
◆真言宗・・・・3回
【枕飾り】・・・・御遺体の枕元に、死者を守り成仏できるように設置する飾りです。「枕飯」はご自宅で炊きます。「一膳飯」と呼ばれ、これは地域により風習が違いますので、葬儀社スタッフにお尋ねください。 ※当社の一日葬・家族葬・一般葬プランには枕飾りが含まれています。
【後飾り】・・・・火葬場から戻ってきた御遺骨を安置する祭壇をさします。 後飾りは四十九日まで飾ります。こちらも地域により飾り方の風習が違いますので、葬儀社スタッフにお尋ねください。
【初七日】・・・死後7日目にあたる日
葬儀後、最初に行われる大事な供養です。
遺族・親族、故人と親しかった人を招き法要します。
僧侶の読経 → 焼香 → 茶菓や精進料理でおもてなしします。
最近では、初七日を告別式の当日に行なうことが多くなり、火葬場から帰ってきた時点で、または告別式のお経に引き続いてお経をあげてもらうケースもあります。
【四十九日(満中陰)】・・・亡くなった後、7週間(49日間)
49日の間に死者の霊は現世とあの世をさまようとされます。仏教ではこの49日間を「忌中(きちゅう)」とし、さまよいの間は「中陰(中有)」、 49日が過ぎると「忌明(きあけ)」 となります。
この法要は誰もが出席しやすいように近年では土・日曜日に執り行うことが多くなりました。四十九日が平日の場合は、早めの日取りにすることが望ましいでしょう。
法要の後、納骨なさった場合は後飾りを片づけ位牌を仏壇に収めます。(四十九日法要のタイミングで納骨する場合は、この日までに塗位牌を用意する必要があります。)
既に亡くなった他の家族の年回忌が近いときには一緒に行うこともありますが、三回忌までは一緒に行いません。
【必要な事】・・・会場や料理、引物などを手配、塗位牌
精進落しでは、生ものを使った料理で参列者をもてなします。
【神式の忌明け】・・・死後50日目を「五十日祭」として祭ります。
【それ以降の法要】・・・百か日、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌で法要をなさる例が多いです。
以前は通夜や告別式から帰ってきたら、玄関を入る前にお清めをする風習がありました。(火葬場に行かなかった人にひしゃくで水をかけてもらい、手を洗った後、塩をひとつかみ、胸と肩のあたりにかけてもらう。)
死を穢(けが)れとは捕らえない考えにより、お清めは不要とする考え方が広まってきています。浄土真宗ではお清めは行いません。